SUPER VALUE EARLYは安くない?ANAの新しい普通席運賃のまとめ

SUPER VALUE EARLYは安くない?ANAの新しい普通席運賃のまとめ

ANAの運賃体系が刷新され、新たな運賃「ANA SUPER VALUE EARLY」が新設されました。

約1年前の355日前から航空券を割引運賃で予約できるというものです。

ただ、従来は「早めに予約する=運賃が安い」という図式が成り立っていましたが、こちらに関しては必ずしもそうとは限らないようです。

新運賃についての整理とANA SUPER VALUE EARLYの位置づけ、SFC修行への影響などについて考察してみました。

ANAの新しい運賃体系(普通席)

片道運賃、往復運賃→「ANA FLEX」

POINT

  • 従来は空席予測数に関わらず一定だったが、今後は空席予測数に応じて変動
  • タイプA~Dの4段階で設定され、タイプDのみ通常時とピーク時の設定がある
  • 355日前から購入可。予約の変更が可能な唯一のチケット
  • 基本的に料金が高いチケット
  • マイル積算率は100%

普通席の料金では最も高く設定されているため、利用するケースは少ないかと思います。

予約変更は自由に出来るので、仕事急な用事が入った場合に使うケースが多いようです。

特割→「ANA VALUE」

POINT

  • VALUE 1は1A~1Dの4段階で構成。1日前まで購入可
  • VALUE 3は3C~3Eの3段階で構成。3日前まで購入可
  • 年2回、運航ダイヤ期間ごとに一斉発売(1月と8月)
  • ANA FLEXよりは安めだが、やや高めのチケット
  • マイル積算率は75%

ANA FLEXに比べると安めですが、運賃の中では比較的高めに設定されています。

ANA SUPER VALUEが売り切れていた場合や、比較的直近に予定が入った場合に利用することが多いのではないでしょうか。

旅割→「ANA SUPER VALUE」

POINT

  • SUPER VALUE 21は21E~21Gの3段階で構成。21日前まで購入可能
  • SUPER VALUE 28は28G~28Iの3段階で構成。28日前まで購入可能
  •  SUPER VALUE 45は45I~45Kの3段階で構成。45日前まで購入可能
  • SUPER VALUE 55は55K~55Mの3段階で構成。55日前まで購入可能
  • SUPER VALUE 75は75M、75Nの2段階で構成。75日前まで購入可能
  • 年2回、運航ダイヤ期間ごとに一斉発売(1月と8月)
  • 早めに予約できるものほど運賃が安く設定されている
  • マイル積算率は75%

リーズナブルな運賃で、基本的には早めに予約すれば安く購入することができます。

マイル積算率も75%なので、SFC修行に大いに使える運賃です。

従来の旅割と同じく、発売日には希望日のチケットの争奪戦となりそうです。

旅割X→「ANA SUPER VALUE SALE」

POINT

  • 期間限定、不定期で発売
  • 運賃設定は最安
  • マイル積算率は50%

直近では12月上旬に沖縄行きのセールが行われていました。(現在は販売終了しています)

マイル積算率が50%と低いため、SFC修行に使えるかどうかは微妙です。

タイミングが合えば格安で手に入るチケットですので、通常の旅行には嬉しいですね。

新設:ANA SUPER VALUE EARLYについて

POINT

  • ピーク期間はタイプD~Fの3段階、通常時はタイプGおよびHの2段階
  • 355日前から予約可能
  • 運賃はANA FLEXより少し安い程度
  • マイル積算率は75%

結論から言いますと、運賃はあまり安くありません

東京発着の便、および最長距離の札幌 – 沖縄線について運賃比較表を作ってみました。

FLEX運賃の中で最も高いFLEX-A運賃と最も安いFLEX-D運賃、ANA SUPER VALUE EARLYの中で最も高いタイプDと最も安いタイプHの4つを比較しています。

路線ANA FLEXAANA FLEXDANA SUPER VALUE EARLY(タイプD)ANA SUPER VALUE EARLY(タイプH)
東京 - 札幌43,90036,20033,40022,400
東京 - 稚内54,10043,20041,10027,600
東京 - 紋別53,50042,90040,70027,300
東京 - 女満別53,40044,00040,60027,200
東京 - 旭川51,30041,70039,00026,200
東京 - 中標津52,10041,30039,60026,600
東京 - 釧路49,60041,30037,70025,300
東京 - 帯広49,90040,50037,90025,400
東京 - 函館41,40033,20031,50021,100
東京 - 大館能代32,70025,80024,90016,700
東京 - 秋田31,60025,80024,00016,100
東京 - 庄内26,80020,90020,40013,700
東京 - 仙台24,50019,10018,60012,500
東京 - 名古屋25,00019,10019,00012,800
東京 - 新潟23,20018,20017,600118,00
東京 - 富山28,80023,20021,90014,700
東京 - 小松28,80023,20021,90014,700
東京 - 能登28,80022,10021,90014,700
東京 - 八丈島25,60019,70019,50013,100
東京 - 大阪30,40024,00023,10015,500
東京 - 岡山39,80031,50030,20020,300
東京 - 広島40,70031,90030,90020,800
東京 - 岩国40,70031,90030,90020,800
東京 - 山口宇部44,80036,80034,00022,800
東京 - 鳥取36,20027,50027,40018,500
東京 - 米子38,10028,80028,70019,400
東京 - 萩・石見42,90033,00032,60021,900
東京 - 徳島39,20031,20029,80020,000
東京 - 高松39,20031,40029,80020,000
東京 - 松山42,10033,60032,00021,500
東京 - 高知41,40033,90031,50021,100
東京 - 福岡48,00039,20036,50024,500
東京 - 北九州48,00039,20036,50024,500
東京 - 佐賀48,00039,20036,50024,500
東京 - 大分46,60037,40035,40023,800
東京 - 熊本48,00039,40036,50024,500
東京 - 長崎50,70041,80038,50025,900
東京 - 宮崎48,00039,10036,50024,500
東京 - 鹿児島50,70041,30038,50025,900
東京 - 沖縄52,90043,30040,20027,000
東京 - 宮古71,10056,80054,00036,300
東京 - 石垣75,80060,60057,60038,700
札幌 - 沖縄80,50065,70061,20041,100

金額は「FLEX-A > FLEX-D > タイプD > タイプH」の順になっています。

が、よくお使いの便があれば確認してみて下さい。あまり安くない…そう思いませんか?

SFC修行で人気の東京 – 沖縄も、一番安いタイプHで27,000円。従来の旅割に相当する「ANA SUPER VALUE 75」だと同区間で8,600円ほどで設定されていることもあります。

金額としては「ANA VALUE」と同じくらいでマイル積算率は75%。SFC修行をするには少し割高となってしまいます。

メリットとしては、ANA FLEXと同じく355日先の日付まで予約することができますので、「ANA SUPER VALUE」発売前に確実に押さえておきたい便がある場合には使えそうですね。

最後に~SFC修行への影響など

「ANA SUPER VALUE EARLY」の新設により、必ずしも「早めに予約する=運賃が安い」という図式ではなくなりました。一方で、高価なFLEX運賃以外に355日前から予約できる新しい選択肢が増えたことは嬉しいことでもあります。

ANAの新運賃は時期にもよりますが、運賃の高い順に並べるとこんな感じです。

「ANA FLEX「ANA VALUE「ANA SUPER VALUE EARLY「ANA SUPER VALUE「ANA SUPER VALUE SALE

従来の旅割に相当する「ANA SUPER VALUE」はコスパが良いので、今後も普段使いの中心となりそうですが、空席変動に合わせたことにより、新運賃では人気のエリア・季節は従来より高めの設定となっているようです。これはプレミアムクラスでも同じ傾向です。

そのため今後SFC修行を考えている方は、国内線よりも国際線を使ったほうが良いかも知れません。

また、必要とされる50,000ppのうち半分の25,000ppはANA便利用である必要がありますが、残り半分はスターアライアンス便でも大丈夫ですので、そちら利用するのも一つの手です。

これまでの王道とされてきたルートが今後は変わってしまう可能性もありますので、変化を見極めながら情報収集をしてゆく必要がありそうです。