LCCじゃないのに受託手荷物が有料?「ライト運賃」にご注意

LCCじゃないのに受託手荷物が有料?「ライト運賃」にご注意

急遽6月にパリ&ミラノを訪れることになりました。妻はちょっとだけ仕事の関係もあってのことですが、私にとっては完全に観光です(笑)。

安めのツアーを探してみたのですがあまり私たちのプランに合うものがなかったため、今回は安いパリ&ミラノの航空券をオープンジョー(東京→パリ、ミラノ→東京)で手配し、パリ→ミラノ間は自力で手配することにしました。

最も安く移動できるのはLCC。ただLCCは機内持ち込みの荷物制限が厳しく、スーツケースは別料金となってしまうので、今回の旅には不向きです。ここは多少高くてもフルサービスキャリアの方が良いと思い、予約しようとしたのですが…

え!?受託手荷物が含まれてない!?

危うく知らずに予約してしまい、後で後悔してしまうところでした。無料で追加する方法も確認しましたので、自力で航空券を手配する機会の多い方は是非知っておきましょう。

ライト運賃とは

日本発着の便にはあまり縁がありませんが、ヨーロッパ間を移動する際には知っておいたほうが良い運賃体系があります。それが「ライト運賃」です。

POINT

  • 運賃はエコノミークラスの中でもダントツに安い
  • 手荷物は基本的に機内持ち込みの1個のみ
  • 受託手荷物(預け入れ)は有料。座席指定も有料
  • マイル加算対象の運賃である
  • 予約変更、払い戻しは不可

LCCのサービスが必要最低限なのはご存知の通りですが、私はてっきりフルサービスキャリアは常に何でも含まれるものだとばかり思っていました。

以下、ヨーロッパでライト運賃の設定がある航空会社の一例です。

POINT

  • スカイチーム:アリタリア航空、エールフランス、KLMオランダ航空
  • スターアライアンス:オーストリア航空、スイス インターナショナル エアラインズ、スカンジナビア航空、ルフトハンザドイツ航空
  • ワンワールド:イベリア航空、フィンランド航空、ブリティッシュエアウェイズ

イベリア航空やブリティッシュエアウェイズは「Basic」という名称のようです。また、上に挙げた以外にもライト運賃の設定がある航空会社はあるかと思いますので、事前の確認が必要です。

パリ(CDG)→ミラノ(LIN)の例

アリタリア航空HPから検索

パリのシャルルドゴール空港(CDG)からミラノのリナーテ空港(LIN)までを、アリタリア航空のHPで適当な日程で検索してみます。日本語でも検索できるのですが、後で比較するためにユーロで表示させたいのでスペイン語で検索しています。

運賃は49.3ユーロがこの日の最安値ですが、スペイン語のままだとわかりにくいですよね。ブラウザがGoogle Chromeの場合は一発で翻訳ができるので、翻訳してみます。

ところどころ訳がおかしいですが必要十分です。ご覧のように「CLASSIC」「FLEX」には含まれている預け荷物が「LIGHT」には含まれていません

航空会社の公式HPから検索する場合はわかりやすいのですが、問題は旅行代理店から申し込む場合です。次にskyscannerで検索した場合を見てみましょう。

skyscannerから旅行代理店を通じた場合

パリのシャルルドゴール空港(CDG)からミラノのリナーテ空港(LIN)までを、skyscannerで同じ日程で検索してみます。余談ですが、赤で囲った「国/地域」をスペインにしておくと安い航空券がヒットすることがあります。また、比較がしやすいように通貨単位はユーロにしてあります。

最安値は29ユーロですが、easyJetはLCCです。荷物がほとんどなく早朝出発が気にならない方は良いかも知れませんが、今回はフルサービスキャリアのアリタリア航空を選択してみます。

44ユーロで扱っている旅行代理店が2つありますので、一番上の「Travelgenio」を選択してみます。

ページが切り替わり、旅行代理店のページが表示されました。アリタリア航空の公式HPでは49.3ユーロでしたが、ここでは43.97ユーロと5ユーロ以上安くなっていますね。

ただスペイン語のままだとわかりにくいので、こちらも翻訳をかけてみます。

お分かりでしょうか?赤枠で囲っている部分をよく見ると、預け荷物が含まれてないことが記されています。公式HPに比べるとすごくわかりにくいですよね。知らないと見落としちゃいます。とは言え、最初に書かれているのでこの旅行代理店はまだ良い方です。予約の最終段階で初めて判明する旅行代理店もあったりしますので要注意です。

ライト運賃で受託手荷物はいくらかかるのか?

問題はスーツケースを預けたりなど、受託荷物がある場合は追加でいくらかかるのか、ということです。アリタリア航空のライト運賃の規則によると、ヨーロッパの中距離線の場合はこんな感じです。

POINT

  • WEBサイト、オンラインチェックイン、コールセンター、取り扱い旅行会社を利用すると25ユーロ/1区間
  • 空港のチケットカウンターまたはチェックインカウンターを利用すると45ユーロ/1区間

事前に申し込みをすると安くなりそうだったので、念のためコールセンターに確認してみました。

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CDG→LIN間をライト運賃で利用した際、スーツケースを預けるといくらかかりますか?事前申し込みだと安くなりますか?また、重量は何kgまでですか?

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ご指定の区間は日本と異なるシステムを利用しているため、こちらで受託手荷物の追加を承ることができません。空港でお申し込みいただくことになるため、45ユーロかかります。重量は20kgです。

事前に申し込んだら安くなるのかと思っていましたが、区間によっては事前申し込みができないこともあるようです。利用する航空会社と区間を事前に確認しておくのが大事ですね。

ところで45ユーロ(約5,700円)というのはなかなかな金額です。今回の運賃よりも高いです。こんな金額を支払ったのでは何のために安い運賃を購入したのかわかりません。

何とか無料で追加できないものか…実は方法があったんです。

受託荷物を無料にする方法

先ほどのアリタリア航空のライト運賃の規則をよく読むと、こんな記述があります。

  • フレッチャアラータプラス、フレッチャアラータ、ウリッセ、スカイチームエリートプラス、エリートの会員様には、次の特典があります:
    無料受託手荷物1個、さらにスポーツ用具

そうです。スカイチームエリートプラス、スカイチームエリートといった、いわゆる航空会社の上級会員無料で受託手荷物を1つ預けることができるんです。念のため、こちらもコールセンターで確認してみました。

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スカイチームエリートプラス、スカイチームエリートの資格があればスーツケースを無料で預けられますか?また、重量は何kgまでですか?

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スカイチームエリートプラス、スカイチームエリートの方は無料で受託手荷物を1つ承ります。重量は20kgまでです。

特にスカイチームエリートは比較的敷居が低く、最低年会費5,000円+税(初年度無料)で維持することができます。

ワンワールドやスターアライアンスのステータスをお持ちの方はステータスマッチを試してみるという手もあります。うまくいけば出費なしでスカイチームエリートプラス、またはスカイチームエリートの資格を得ることができます。

私は5月末まではスカイチームエリートプラス、その後も来年の3月末までスカイチームエリートの資格があるので、荷物の重量に気を付ければ受託手荷物無料の恩恵にあずかることができます。妻にも出発までに何らかの形でスカイチームのステータスを取ってもらう予定です。

最後に

ライト運賃はスカイチームだけでなくスターアライアンスやワンワールドの航空会社にも設定があります。いずれも上級会員資格を有する方には受託手荷物の優遇があるため、スーパーフライヤーズカード(SFC)やJALグローバルクラブ(JGC)カードを持っている方は大きな恩恵がありそうです。

ただ、航空会社によって規則に微妙な違いがあるので、必ず事前の確認はしておきましょう。