LCCじゃないのに格安。香港航空の搭乗記と感想・注意点など

LCCじゃないのに格安。香港航空の搭乗記と感想・注意点など

デモのニュースがまだ落ち着かない香港ですが、10月に観光で訪れてみました。

今回利用したのは香港航空。LCCではなくフルサービスキャリアなので、無料の受託荷物や機内食も含まれるのですが、往復の航空券が1人3万円を切るという格安価格で手に入ったので6月頃に急遽企画したのです。

ただ、先に結論を書きますと良くも悪くも値段なりかな、という印象です。LCCなどを頻繁に使うバジェットトラベル派の方には向いていると思いますが、航空会社の上級会員ステータスをよく活用している方にはあまり向いていないかもしれません。今後利用を考えている方は参考にして頂ければ幸いです。

香港航空の特徴

今回初めて利用した香港航空ですが、ざっくり特徴をあげるとしたらこんな感じです。

POINT

  • フルサービスキャリアなのに価格が安い
  • 無料で受託荷物(30kg×2個)、機内持ち込み荷物(7kg×1個)が含まれる
  • 機内食も含まれる
  • 航空アライアンスに加盟していない

大きな評価ポイントなのは受託荷物の重量が大きいことです。通常、エコノミークラスでは23kg前後のことが多いのですが、30kgまで許容されています。しかも1人2個。

残念なのが、どの航空アライアンスにも加盟していないため、スーパーフライヤーズカード(SFC)やJALグローバルクラブ(JGC)カード等の上級会員特典を受けることができません。つまり香港航空の上級会員資格を持っているか、ビジネスクラス以上の利用でないと優先チェックインや優先搭乗、ラウンジの利用ができません。私は現在SFCやJGCカードに加え、ステータスマッチによりデルタ航空のゴールドメダリオンも所持しているのですが、今回の旅では全く役に立たず…。

余談ですが、マイル積算については香港航空か、ヴァージン・オーストラリアに加算させることができます。頻繁に利用する方は良いのですが、どちらもちょっと活用が難しいマイレージプログラムかと思います。

成田空港で長蛇の列に!webチェックインは必須

今回搭乗したのは12:00出発の便だったのですが、朝はゆっくりしたかったので成田空港近くのホテルに前泊しました。チェックイン開始は2時間半前からだったので9:20頃に到着したのですが、この時点で既に30人ほど並んでいました。

問題はチェックイン開始後です。何かトラブルでもあったのか、通常のチェックインの方が全く列が進みません。列はどんどん長くなり、とんでもない長蛇の列に…。

ちょっとわかりにくいですが、手前が通常のチェックインの列です。柱と人で良く見えませんが、20mほど先で4回ほど折り返しており、写真に写ってない後ろの方もさらに人がいたので100人以上は並んでいたかと思います。

これに対し、写真中央の白いキャップ&ピンクのスーツケースの方が並んでいる、左側の列がwebチェックイン済みの列です。こちらは10名ほどしか並んでおらず、進みも非常に早かったです。ただし、航空券を香港航空で購入せず、旅行代理店などで購入するとwebチェックインができないことがあるようなので要注意です。

結局チェックインカウンターにたどり着いたのは11:00前。1時間半近くも列に並ぶ羽目になってしまいました。この様子だと確実に遅延するのでは、などと心配していたのですが、なぜか飛行機はほぼ定刻で出発。今回はたまたまチェックイン時の運が悪かっただけなのでしょうか。

機内設備はちょっと古い。機内食は割と美味しい

今回はステータスなしの旅なので航空会社ラウンジを使うことができませんが、香港航空は第1ターミナルからの出発なので、プライオリティパスがあればKALラウンジを使うことができます。ラウンジと出発ゲートが近かったのも幸いでした。

そこそこ時間をつぶした後、飛行機に乗り込みます。チェックインに時間がかかっていたためか、搭乗開始直後に飛行機に乗り込む人はかなり少なく機内はガラガラ。ただ、後でほぼ満席になりました。

機体は確かA330だったかと思います。赤を基調とした一般的なエコノミー席で座席のピッチも一般的。広くはありませんが特別狭くもない、といった感じです。

こちらがエコノミー席のモニターと機内設備。御覧のように設備としては少し古めです。注意しないといけないのは、最近の機体についていることの多いUSB電源がありませんでした。スマホやタブレットの充電ができないので要注意です。

離陸から2時間ほどで機内食が運ばれてきました。この日のメニューはサラダ、茶そば、鶏肉のごはん、人形焼。味付けも良く、美味しくいただけました。

アルコールの提供ももちろんあります。ビールをオーダーしたらカールスバーグを頂けました。これってデンマークのビールだったような…青島ビールじゃなかったのがちょっと驚き。

機内エンターテイメントはこんな感じ。妻の方は問題なかったのですが、私の方はタッチパネルが反応せず、リモコンで動かすしかありませんでした。他の航空会社でも時々こうした不具合はありますが、あまりチェックしないんでしょうか…。

帰国便の感想:飛行機にたどり着くまでが長い!

成田空港ではカウンターの数が少なかったためチェックインにかなり時間がかかりましたが、香港の空港ではカウンターの数が非常に多く、かなり早めにチェックインが開始されるようです。帰国の際、搭乗時間の4時間ほど前に空港に到着しましたが、すぐにチェックインできたので待ち時間はゼロでした。

香港航空は第1ターミナルですが、成田へ向かう搭乗ゲートがあるのはサテライトターミナル。プライオリティパスで入れるラウンジはサテライトターミナルにはないので要注意です。

まずは第1ターミナルのゲート1近くにある「Plaza Premium Lounge」へ。

こちらで軽食を頂いた後、シャワーも浴びました。結構待ちの人が多く、自分の順番が来るまで1時間ほど待ちました。シャワーは受付で管理をしているので、入室時に申し出ておくのが良いかもしれません。

出発は深夜2:00だったので、1:00過ぎにラウンジを出てサテライトターミナルへ向かいます。が、ここでトラブルが。シャトルトレインに乗って向かう予定でしたが、なんと運航を終了していたんです。

POINT

  • ターミナル間を移動するシャトルトレインは深夜1:00に運航が終了する
  • シャトルトレイン運航終了後は、シャトルバスで移動することになる

近くにいた係員に聞き、バス乗り場まで案内してくれたので助かりましたが、ちょっと焦りました。無事にシャトルバスでサテライトターミナルに着きましたが、ここからも色々と問題が。

POINT

  1. 階をまたぎ、結構な距離を歩いて着いてみたら出発ゲートが変わっていた
  2. 確認してみたら、シャトルバスが到着したところが新しいゲートだった
  3. 飛行機が沖止めだったため、また更にしばらくバスに揺られることに
  4. バスが飛行機に到着した後も、なぜか車内で10分ほど待たされることに

香港国際空港って、空港内も敷地内もかなり広いんです。色々重なってしまったため、出国手続きをしてから飛行機に乗り込むまでが果てしなく長い道のりに感じました。一部私の確認不足もありましたし、今回たまたまだったのかもしれませんが…(笑)。

最後に

全体を通した感想としては「準フルサービスキャリア」といった印象です。

良かった点

  • 価格が安い
  • 受託荷物許容量が大きい
  • 機内食もついている

悪かった点

  • 機内設備が古い
  • SFCやJGCなどのステータスが生かせない
  • チェックイン・オンラインチェックインシステムに改善の余地あり

帰りの便ではオンラインチェックインを行おうとしたのですが、座席指定が完了しないとオンラインチェックインも完了できない仕様になっていました。旅行代理店で購入した航空券も座席指定はできなくても良いので、オンラインチェックイン自体はできるようにして欲しいですね。

ただLCCとほぼ同じ程度に価格が安いのに、フルサービスキャリアとしてのサービスはちゃんと揃っていたので、LCCより快適なフライトは楽しめるかと思います。

香港航空はビジネスクラスの値段も安く、6~7万円で手に入ることもあるようです。手ごろな価格でビジネスクラスに乗ってみたい方は試してみるのも良いかも知れません。